fourspeedのブログ

埼玉県川口市で独りレザージャケットを作り続けています。

(今日は少しまじめに)プロでありたい。

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私が服のとりこになったのは高校時代
どうしようもなくだらしない人間だったけど
洋服のセンスはなかなかな男友達に連れて行かれた
ある田舎の川沿いの1件のセレクトショップが出発点。

そこの、店長さんは洋服が大好きだった
商品はほぼインポート
もちろん値段もかなり高い

でも、ジーンズショップしか知らなかった自分には宝箱のような店
どうして、こんなシルエットになっているのか
どうして、この素材を使っているのか
この服のデザイナーはどんな生活をしているか
店長さんからいろいろ教わった。

月に一度顔を出し、
その月にバイトで貯めたお金をつぎ込んだ
全身の値段の合計は多分、あの時代が一番だったと思う。

そして、服を作る道へ進路を決めた。

東京出てきて驚いた!
いろいろ、お店はあるのに、
商品は大量にあるのに

店員さんが洋服を知らない、もう全く知らない。
とにかく、
「着るとかっこいいよ~」
みたいな事は言うのに、それ以上の事は話せない

私は本当に好きだったから勢いあまって
東京中を回ってみた
で、もちろん知ってる人もいたけど
ほぼ、総てと言っていいくらい素人さんだった。

(まあ、卒業してアパレル関係の仕事についたらなぜそうなっているか分かったけど・・)

で、
「プロじゃ無いよな~」
と思い、自分はちゃんとプロの仕事が出来る人間になろうと考えた。

私のとった道は
アパレルの川上から川下まで一通り、通過する事。

そして、あちこちで仕事をしてしっかり自分で理解した上で仕事をしよう、と
偉そうな事を理想としていた。

でも、今になって思うと理想を持てたからこそ
経験してきたいろいろな仕事が一緒になって今の仕事が出来ている。

まだまだ未熟な所はたくさんあるけど
やってる事は、誰でも出来る事では無いと思っている。

結局、自分でやってみなけりゃその総てを理解する事は出来ないと私は思う。
そうは言っても総て一人でやるのは無理である
しかし自分が理解した上で人に任せる
ここを、忘れないようにしたいと考える
そして、FOURSPEEDの商品を作って行きたいと考える。

今の自分は
仕入れ先の方と話が出来る
各地の店長さんとも話が出来る
他のブランドの方々とも話が出来る
そして、エンドユーザーの方たちとも話ができるようになった、

いろいろ、話をして考えてFOURSPEEDを設立して8年目である
今、作っている商品は
今まで、私といろいろな会話をしてくださった方々の
言葉が土台となり作られている

「プロ」でありたい。
表面だけのプロ、表面だけのカリスマが大勢をしめる昨今である
自分は「プロ」でありたい。
まだまだ未熟だけど、常にそこを目指していたい。
私はプロとしてお客様に商品をお渡ししたいと考える。



でもねぇ、まだまだなんですよ、もういいおっさんになったんですけどねぇ。
いろいろ経験したんですけどねぇ
まだまだ


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