fourspeedのブログ

埼玉県川口市で独りレザージャケットを作り続けています。

革ジャンを作るという事Ⅱ

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糸が無ければ縫えません。

ヴィンテージの革ジャンは綿糸で縫ってある物が多いです
何故か?
それは、それしか、無かったから

何といっても綿は、大地に根を張って生きておりますので
大変強いものです、
ですが
いつかは枯れてしまいます

それと一緒で
砂埃や雨などによって濡れたり乾いたり引っ張られたりした
綿糸は、
「もうだめだ」
という言葉は残しませんがボロボロになります。

さあ!あなたの近くにある40年代くらいまでのヴィンテージ革ジャンを
引っ張ってみましょう

ね、バリバリ破けるでしょ。
(すみません、破けた革ジャンには責任もちません)

ですから、今はポリエステルの糸で縫ってます。
でも、見た目は綿糸
簡単に説明しますと「デニム用」に開発された物です。
糸が綿糸みたいに毛羽立っているんですね

デニムも厚い所はものすごく厚いですよね
だから、ミシンで縫う時、もの凄いテンションが掛かります
「ミシンパワーに負けるか!」
と糸は言うはずありませんが、テンションに臆することなくガシガシ進んでくれます。

この糸が作り出す
「ステッチ」
も、革ジャンなどのカジュアルな物には大切な要素ですよね

こだわって綿糸を使っている方もいるかもしれませんが
正直、あまりお勧めできません
縫う時もブチブチ切れるは、長持ちはしないは、
縫う側としても、着る側としても「あ~あ」と、なります。

ステッチと革が生み出すハーモニーも、マニア心を揺さぶると思います。
ステッチの巾と間隔とかを見比べて見るとおもしろいですよ

しか~し
そこまで、チェックしてると、お店の方から嫌な目で見られるのは確実です。

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