fourspeedのブログ

埼玉県川口市で独りレザージャケットを作り続けています。

馬革渋なめしでポリスマンリニューアル

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 昨年度から馬革の渋なめしを扱い始めました。まだまだ私の営業不足で実際に見た事がある人は少ないと思いますが、これがとてもいい革なんです。
 以前より「いい馬革ないかな~」と何気に探していました、よって在庫棚にはいろいろな馬革のサンプルがあふれた時もありました。その中にはもの凄く柔らかくてしなやかでなんともいえない馬もあるんですよ、それでシャツみたいな「はおる」って感じの物をつくったらかっこいいですよ。        すみません話がそれました。
 で、ある日、いつもお世話になっている取引先さんにお茶のみ話で話したら「いいとこ、知ってます~。」って、「あっ、そうかあなたに聞けばよかった!」って。
 で、茶飲み話からはじまった馬革は、納得の出来上がり。ファーストサンプルは、私のパンツです。出来は、「お~、かっこいい」。また、初めて作ったジャケットは、このブログにいつもコメントいただける関西在住のお方のポリスマン。そのジャケットは初代ポリスマン。
 で、話は変わって。ポリスマンってその名の通りアメリカのポリスが着ていた形、しかもfourspeedの初代ポリスの原型は1950年代の頃のもの。バイクのポジションにセパハンはありません。今まではその時代のジャケットの形を原型にして作っていました。しかし、今から15ヶ月ほど前に「もっと着やすくしよう」と思い始め、1年間あーでもないこーでもないと考え続け。今期、リニューアルしました。
 見た目はそんなに変わっていませんが、中身は全く違います。とにかく、着やすくなっています。セパハンだってエイプにだって対応します。
 つまり、写真は馬革で作った新作ポリスマンです。それが言いたかった!
 もう、型紙から縫製まで総てをやり直しています。まだサイズ38しかありませんが是非一度試してみてください。

 あっ、最後に一つ。自分が言うのも何ですが、革ジャンはいろいろなブランドやモデルを着てみましょう。人間の体は十人十色。ある人が「あそこの着やすい」といってもそれが万人に着やすいわけではありません。自分にしっかりあったジャケットを納得するまで探しましょう。

でも、試着の時はなるべくシワを入れないように気をつけてください。マッスルポーズは厳禁です。