70~80年代のライダースジャケットの雰囲気を感じるのは、もしかしてアメリカ産の牛革で製作したからなんでしょうか
牛革のクロムなめしを希望されるお客様に提案させて頂いたこの革
クロムなめしで顔料仕上げの牛革です。
ベージュに染めて顔料の黒という飾りっ気のない感じが逆にとても良いのです。
在庫は3枚あったのですが並べてみたら少しだけですけど嬉しい事がありました。
どうでも良い事ですが、「1,2,3」と並んでいるじゃないですか、
「こいつぁ、製作前から縁起がいいぞ」と一人ほくそ笑む私でした。
広げてみたら焼き印が、
「焼き印が押してあるのはアメリカの牛」
って聞いた記憶があるので米牛君と命名。
縫い始めると「あ~ホントにアメリカっぽい(独断と偏見あり)」と思いました。
今までアメリカの牛って説明されて購入した革は、表面(ギン面)が固く伸縮性があまり無く、さらに乾いた感じがしました、トコ部分(簡単に言うと裏側)は、密集しているけどこちらも乾いてカサカサな感じがします。
まあ仕上げ方でどうとでもなるのでホントに単なる思い込みですけどね。
その思い込みの為か、ミシン針を落とす時に「ザクッ、ザクッ」って進んでいく感じなのです。
で、縫い上げていくと
「あ~、アメリカの70~80年代の古着が新品だったらこんな感じなんじゃないか」
って雰囲気が出てきます。
以前、70年代っぽい感じのするっていう牛革の事を書きましたがやはり同じ雰囲気でした。
ギン面が浮いて感じるんですよね、実際浮いてる訳がありませんけど。
ちなみに国産の革でその感覚を味わったことはありません。
「そうか!アメリカの古着っぽい感じがするのはアメリカの牛だからか!」
なんて事に気づいた(確かでは無いですが)私は大変楽しく縫い進むことが出来ました。
完成
腕長い。
たまらんもんがそこにはありました。
この革は、もう1着分あります。
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