製品染めに対するワクワク感が半端無い件
オンザロードマガジン誌上でGAOさんと共同で企画を進めているジャケットがあります。
最初に黄色系のジャケットを製作したんですが、「黒も実物が見たい」という事で、
新たに製作して頂き、ずうずうしく染める現場に立ち会わせて頂きました。
いやぁ、とにかく面白かったです。
頭ではなんとなく分かっていてもやはり実際に立ち会ってみると違いますね。
自分は違いが分かる男だとニンマリしちゃいますよねぇ。
仕事しているところにお邪魔して作業中にも関わらず質問しまくって邪魔だっただろうなぁ、
この方も一人で革の染色をやられています、
なんだか自分が一人でやっているのも何か意味があるんじゃないかと今更ながら思う事が出来ました。
さて、その話の中で 染める前の状態の革は長期間使わないでいると表に油が浮いてきて上手く染まらなくなっちゃうよという話を聞き、
ビビった私は、いつ購入したのか思い出せない革を引っ張り出しROCKSTERを製作する事にしました。
染める前の革はこんな感じ
製品染めで奇麗に染まるようにクロムでなめし、クロムを何%か取り除き、タンニンでなめし直したんだそうです。
それをね何回も繰り返して奇麗な状態で染まるようOK出すのにとても時間が掛かったんだそうです。
それをね、「2枚下さい」って軽く言える今の状況に喜ぶ私がおりました。
柔らかいんだけど堅いという妙な風合いの革です、癖付けは意外にも奇麗にできます。
裏地側の裾には製品染めした時用の水抜きアイレットがついてます。何も知らずに製品を手に取った人は何の為にアイレットが付いているのか考えてしまうでしょうね。
バックルには1点だけ製作して頂いた柄付バックルの真鍮メッキをチョイス。
これが染料でどう変化するのか楽しみです。
これが染める前のROCKSTERサイズ42.
これを濃緑に染めて頂く予定です。
縫いながら「あ~、紫いけば良かったなぁ」と思ったのですが
それは10キロ痩せる事が出来たら考える事にします。
あぁ、どうなるんだろう。楽しみで仕方ない
FourSpeed LEATHERS 須山哲也
〒332-0006 埼玉県川口市末広一丁目16-47
TEL & FAX: 048-242-3889
http://www.4speed.co.jp/
mail: info@4speed.co.jp
fourspeed facebook: https://www.facebook.com/fourspeed.leather.jacket
For slow facebook: https://www.facebook.com/4slow