HENDERSON カスタム

背中＆肩＆肘にパテットをしております。

初めてこの仕様を依頼された時は、頭で想像する事すら出来ず
縫っている途中で意識が飛びそうになり

なんて状態だったのを覚えております。

「大変そう～」

と言われますが、その言葉通り大変です。

パテットだけで、ポリスマンジャケット1着分くらいの糸を使用しますので
単純に考えても倍の縫い目を見続けなければ仕上がりません

そりゃ目も疲れますよね。
帰り道は信号見るのも辛くなるほど目もかすみます。

でも、かっこいいでしょ。
こんなのなかなかお目にかかれないでしょ

そう思うと作るのが楽しくなるんですよね

縫うのも大変なんですが、ここまでの仕様だと表裏をひっくり返すのも大変です。

袖は完成までに3回はひっくり返すのですが
ファスナーや爪で傷をつけないように慎重にやらなくてはいけません。

次の写真は、表革と裏地を縫い合わせた後ひっくり返す所ですが
これもね、もう大変。

ねっ、なんとなく想像出来るでしょ。

返し終わったら、総てを整え、ステッチ入れて、ドットボタンを打ち込み、革紐を結びつけて完成です。

縫い終わった時の気分は、それはそれは最高な感じです。

「おぉ、いつ見てもかっこいいね」

なんて思いながらニヤニヤしております。

早い時間に終わった時は、バイクに跨り近所を流してきます。

そんなことを繰り返している毎日です。

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