fourspeedのブログ

埼玉県川口市で独りレザージャケットを作り続けています。

ROCKSTER カスタム

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ROCKSTER
 とにかくサイズに拘ったオーダーになります。

革は、牛革渋なめし
裏地が、ポリエステルサテンの赤
金属類は、ニッケル色

「腕や体がミシミシするくらいのジャケットが欲しい」
と昨年末に来店されてから半年間、
お会いして話し、メールでやりとりし、お互いのイメージを付きあわせて製作した1着になります。

まずは、お客様からの帰宅後の感想メールをご確認ください。
「タイピングがかなりきついです…。いい筋トレですね。信じられないかと思いますが、肩の骨が両側からコンクリートの壁で押されてる感触です。 全ての動作が不自然になります(笑)本当に大満足です。わがまま聞いて頂いてありがとうございました。」
最初の方は、クレームの文章と理解しても間違いありません。
でも大満足されております、私が間違えて作ったのでは無い事が分かります。
今までいろいろな革ジャンを着てこられたのですが、自分の求めるタイトさと革の厚さをもつ革ジャンにめぐりあえなかったんだそうです。
もちろん、私も最初のうちはお客様が求めるモノを理解出来ませんでした。
というのも、弊社のサイズ36の細さは、骨格から細い方に「なかなかめぐり合えない」と言われるようなサイズなんです。
しかし、このK様それを更にとんでもなく細くしたんですよ。

ちょっと角度を変えての写真です。
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線の細さが分かりますか?
腕も、体も圧迫される細さです。

しかも、ここ最近で一番硬い革をわざわざとっておいて使いました。
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着てしまうと、思ったより普通に見えちゃうのが残念です。
それくらいタイトなんです。

着用後の写真を送ってくれたのでUPします。
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この腕の細さです。
とんでもなくかっこ良いシワが入ること間違い無しです。

お客様のジャケットを着ているボディは、私が学生時代に使用していた9号の裸サイズになります。
それが、フロントのファスナーは閉まらなくて肩幅はピッタリなんです。
洋服の勉強を少しでもされた方は、この小ささがお分かりですね。

あまりにもハンガーとして使うのにピッタリでしたので、捨てられずに26年間持ち続けていたこのボディも納品と一緒にプレゼントしてしまいました。

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これからは、こっち側の革ジャンも作っていきたいと思っていたりします。
あっち側もいきたいですね。。
いろいろな面でこれからも宜しくお願いします。

FourSpeed LEATHERS 須山哲也
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