fourspeedのブログ

埼玉県川口市で独りレザージャケットを作り続けています。

ちょっとだけ変えてみる

 
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 を感じる2ショットです。やっぱりポリスは男前です。
 そんな男前のポリスを女性が着たらさぞかしかっこいいだろうなぁ、と、ふと思いました。
 いつかはレディスも作ります。
 サイズオーダーも入れて20万は軽く越えるかもしれませんが、
 本当にかっこ良いレディスを作る予定ですので楽しみにしていてください。

 さて、この2着は、博多のATAKAYAのお客様からの注文分です。
 まずは、FAST ROADSTER
 
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 牛渋革の黒 裏地は金茶の綿カツラギ ベルトループレスです。
 このジャケットで一番違う所は、こちら。
 
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 衿を隠しボタンで留めてます。これをする事により衿の形や返りを強制的に決める事になります。
 私がこのジャケットでもっとも衿の形が良く見えるところは、2枚目の写真の用にフロントZIPを上まで上げずにウィンドフラップの終わりあたりで止めたところです。
 衿の返りがとても綺麗だと思ってます。
 
 そして、フロントのウィンドフラップは3mm厚の革をつかわず共革です。
 共革を使うのは、自分で納得してない所もあったのですが
 作ってみたら「いいじゃ、ないですか」という感想です。
 結局、それまで見てきたシングルポリスマンのバランスでは自分が納得してなかったというだけで
 この衿の雰囲気とウィンドフラップの大きさ&つける場所は非常に自分にとって良いバランスでした。
 
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 かっこいいでしょ。

 続いて、ROAD MASTER
 
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 上の写真でどこが違うか分かりますか。
 ポケットの角度と、そのポケットを抑えるステッチがありません。
 
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 そして後ろはアクションプリーツレス
 
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 ベルトも装着します。
 
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 この2着のように、ほんの少し変えるだけで全く雰囲気が変わるものです。
 自分の1着。という満足感も増すのではないでしょうか。


 でも、この少し違うというのは作る際にとてもやっかいなのは言うまでもありません。


 fourspeed leathers 須山哲也