fourspeedのブログ

埼玉県川口市で独りレザージャケットを作り続けています。

HENDERSONのカスタム

                           HENDERSON  
  SIZE:38   表革:馬革 渋なめし 裏地:綿ツイルの赤 ZIP、ボタン、アイレット:真鍮色
      カスタム箇所:肩&肩ヨークパテット
 
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このジャケットを御注文頂いた方には「後ろ肩ヨークの全部にパテットを入れて」という拘りがありました。
そうなると、仕様が今まで作ってきた物とは異なります。
という事は、縫い方を考え直さないといけません。

お客様は、
「前と後ろに続けてステッチを入れるのが無理ならつながりが無くてもいいから、とにかくヨーク全面にパテットを入れてください」

無理なら良いと言われても、つながってないと私が納得できません、

「無理ですかねぇ」

と言われたら。

顔で笑って心で泣いてです(その話は電話でしたので笑う必要は無かったのですがね)

「出来なくは無いはずだからやります。」

とお返事しまして約4ヵ月が経ちました。

型紙を製作する時から、工程を考えながら線を引きます。
型紙が出来たら、革をカットして縫製に入ります。
まずは、体で覚えてしまってる工程を横に置かなくてはいけません。
すっかり無になれたら、あそこがこ~なって、こっちがこ~なるから、こっちにステッチ入れといて、こちらは後でステッチ入れて・・・・・とシュミレーションを繰り返しながら作業を続けます。
そしてなんとか、無地に縫いあがりました。
 
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袖の肩の部分も、パテットを小さめにして身頃のパテットとつながってる感を出してます。 
 
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迫力ありますね。
 
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御注文通り、衿のところまでステッチを入れてあります。

体が入ると更にかっこ良く
 
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それにしても、馬革の黒には赤が良く似合います。
そういえば、
赤い、キャップがありますね、70年代のデッドストックのキャップです(2625円)。
その下には、見たことあるTシャツが積まれてます。(2100円)
 
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そうそう、私の愛車です。
これを、ブイブイ言わせながらバックさせています。
 
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なぜ、バックさせてるかお分かりですか。
答えはバックさせると前に走る、見かけによらないエコカーだからです。ガソリンも電気もいりません。

難を言えば、乗れないんですよこの車。エンジン音も自前だし、

fourspeed leathers 須山哲也

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