fourspeedのブログ

埼玉県川口市で独りレザージャケットを作り続けています。

SUPERIOR ROAD

人間の体は左右対称ではありません。

先日聞いた話でして真偽が確かな訳では無いのですが、
利き腕と言うものは産まれた時は無いのだそうで
ある日、脳が勘違いをする事によって決まるのだそうです。
利き腕なんて物が脳みそから除外されていれば、もっと左右対称に育つのでしょうが
利き腕があるばかりに、利き腕ばかり人は使うようになります
その為、片腕だけ太かったり、長さが違ったり
人によっては肩の傾斜が全く違うなんてことは当たり前のように起こることになります。

本物の、テーラーメイドのスーツを作られる方々は
この辺の解釈が優れておりますので
採寸の段階で、総てを記録し
その体に合わせて出っこみ引っ込みを決めて
型紙を作り、布のくせ取りをして仕立てられております。

更に、目の錯覚もしっかり研究しておりますから
左右非対称のスーツを着用すると左右が同一に見えるという事も当たり前です。

もう、素晴らしい世界ですよね。尊敬に値する方々です。

その点、革ジャンは紳士の嗜む物でありますが
スポーティーさや、カジュアル感もふんだんに盛り込まれておりますので
そこまで、追求する必要はありません、
しかし、私もオーダーなんて言葉を使って物作りをしておりますからには
少なからずその辺の事を、頭の隅に置きながらお客様と接させて頂いております。
完全には、届かないにしても
日々、意識をして物事に向かうと言う事が大切だと思っております。

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さて、今回は何を言いたいかと申しますと
今回のお客様のジャケットは左右の袖の長さが違います。
これは、間違いなく左右対称に見せる為に非対象にした事例です。
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今までも袖の太さや長さを変えたオーダーは数多くやっております。
自分は、どのような特徴があるのか
服を選ぶ際に気にしてみるのもおもしろい事と思います。
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裏地は、ウールの茶色
後ろ裾は、ストレートにカットしております。
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ぜひ、長年着込み続けてほしい1着です。

fourspeed leathers 須山哲也

有限会社フォースピード
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