部屋の一部を占拠していた修理&カスタム商品もラスト1点まで来ました。
まずは、SKINのパンツ修理からご紹介。
このパンツは、SKINのデザイナーの何とかさんの私物だったんだそうです。
SKINが大好物の現オーナーさんは、わざわざアメリカのアトリエまで出かけて行って本人から直接譲って頂いたんだそうです。
でもね、そのデザイナーさんが太る度にお直ししていて、そのお直しがスペシャルテキトーだった為に
崩壊寸前となっておりました。
それで、私の元に持ち込まれて来たんですね。
特に、股の周りは何回も細い糸で縫っていて穴だらけで裂ける寸前。
「じゃあ、どうしようか。」
ってオーナーさんと話し合った結果
「当て革して補強しちゃおう!」
って事になりました。
ついでにベルトも作り変えちゃおうって事にもなりました。
「じゃあ、こんな形はどう?」
なんてオーナーさんと話し合い
「あっ、ここはもっとカーブ大きく、この場所はもっと太く」
なんてやり取りして
仕様が決まったら、まずは補強から。
これもね、オーナーさんに対して
「膝下までなんて縫えないからね!」
って、言ったくせにミシンの中に押し込んだら必要な所までちゃんと縫えちゃって自分でもビックリ!
オーナーさんは、優しい方なので「出来ないって言ったじゃん」と私を責める事はありませんでした。
この裏からの補強で、腿から膝に掛けて破裂する事は無くなったので
次は、尻部分&ベルトの作りなおしです。
で、途中画像は一枚も無く
じゃん!
尻部分は裏からも補強したからもう破裂する事は無いでしょう。
履くと、こんな感じ
もう、わたくしもオーナーさんも大満足。
最後にオーナーさんが自分の手で
仕上げました。
「須山さん修理の方も一山超えたね」
とオーナーさんからお褒めの言葉を頂きました。
超えたって言う前に、他の方が作ったパンツにここまで手を入れたのは初めてです。
自分でも満足できるお仕事でした。
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