fourspeedのブログ

埼玉県川口市で独りレザージャケットを作り続けています。

カスタム

もう、ほぼフルカスタムといえるでしょう。

前身頃がROCKSTERで、後姿と袖はSUPERIOR ROADの型紙を使いました。
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仕様は、肩&ヨークと両肘にパテット。
衿のドツトボタンは、隠しボタンにしています。
更に、ポリスマンのベルトループを前後に付け、サイドレースアップにしております。

衿とウォームポケットと裏地に使う革は総てパープルです。

パターンオーダーとしては、丈を若干長くして、袖を太くしています。

このジャケットを御注文してくださったお客様は、
元々の革ジャン好きで、ルイスのヴィンテージを特に好まれているそうです。

そんなお客様が、いろいろな資料を見ている内に
パープルの革を効果的に使ったジャケットの写真に心を奪われたそうです。

それから同じようなジャケットを探しましたが、なかなか納得する物が出てきません。
そして、無ければ作ろうとFOURSPEEDに御来店されました。

カスタムはどれだけやってもOKです。
しかし、パープルの革は扱っていません。
以前に扱った赤い革のように、運良く手に入るなんて事も無理でしょう。

お客様と相談した結果

このパープルの革は持込みとなりました。
そうです、お客様自身で手に入れられてお持ちになったのです。

そして、あ~したい。こ~したいと打ち合わせさせて頂き
本日、お客様の妄想を詰め込んだジャケットが縫いあがりました。

どうです!
10年後の着込んだ姿が楽しみです。
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そして、背中!
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迫力ありますねぇ

パテットは革に薄く入れた線の上を、ウレタンと革を押さえ続けながら縫い続けます、
もう、目はショボショボ、指先はジンジンしてきます。
だから、あまりお勧めしません(嘘)
裏地は総て綿ツイルの黒です。
ムートンは黒で
ムートンを取り外すとパープルの上衿が現れます。

このように迫力あるジャケットを作るといつも思うのは
帰る際にスーパーで買い物できねぇなぁ
という事です。
おばちゃんの視線が痛いんですよね、
「あら~」
と、こっち見ながらつぶやいてますから。

fourspeed leathers 須山哲也


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